浦島太郎の随想

物理屋の妄想タイム

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海外の大学事情

ある転職

教授人事の日 以前の「タテの教育とヨコの教育」の記事で、スイスの大学で知ったヨーロッパの大学人事の内情を紹介した。その後、実際にこの大学で素粒子論の教授が退任し、それに伴って、新任の教授の選考が行われた。 この日のコーヒータイムは、人々が選…

タテの教育とヨコの教育

アメリカ からの応募書類は、屑籠へ放り込め! スイスの大学に共同研究で滞在していた時のことである。私は昼食後のコーヒータイムに、人々に混じって会話を聞いていた。ゲストがいる時は、彼らは英語で会話してくれる。 話の途中で、私のホストであったB教…

学位の互換性と国際的信用

ヨーロッパのディプロマ制度 日本では良く「ドイツの大学は非常に厳しく、卒業できるのは入学者の1/3程度である」と紹介されてきた。しかし、ドイツが特に厳しいということはない。 ヨーロッパのほとんどの国は、単位の取得認定と、(日本の卒業研究にあたる…