浦島太郎の随想

物理屋の妄想タイム

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2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

英国の社会 - 中流階級と労働者階級2

1から続く デスクワークは人生ではない 2つの階級には、それぞれ帰属意識がある、と書いたが、そのルーツは民族差だと聞いたことがある。歴史に詳しい方がおられたら教えて頂きたいのだが、征服民族と被征服民族、ということらしい。それが様々な考え方の違…

2018年2月26日

ひと口笑い話: 諺を良く考えよう1 × 「水泳は冬に上達し、スキーは夏に上達する」 〇 「水泳は夏に上達し、スキーは冬に上達する」 注:スキーの選手は夏も練習しています。騙されてはいけません。

インディアン ウソつかない、白人 ウソつく(3)

(2)から続く 研究の話から一般論に戻ろう。 私の観察では、目的を持って嘘をつく者は、自分の優秀さを確信しているようだ。確かに、仮定法の思考回路を高速回転させることが出来なければ、上手な嘘はつけないであろう。 嘘がいずれ知れることは、承知の上…

インディアン ウソつかない、白人 ウソつく(2)

(1)から続く 昔のアメリカ製ホームコメディの、冒頭のシーンを思い出した。 妻が新発売の、家庭用嘘発見器を買ってきた。夫が自信満々に、これに挑戦する。 最初は好調であったが、途中で、上司から電話がかかってくる。職場でちょっとした不都合があっ…

インディアン ウソつかない、白人 ウソつく(1)

人は、嘘をつくサルである。 進化の過程で、思考回路に仮定法のオプションがインストールされたためであろう。 「○○○?」 と言えば、「×××!!」 となるから・・・「☺☺☺」と言っておこう・・・という思考回路が使えるようになったのである。 哲学者か人類学…

英国の社会 - 中流階級と労働者階級1

英国は昔から、階級社会と言われている。それについては多くの人々が、様々な分析や考察をしていると思うが、私は生活感覚としての階級社会を、紹介したい。主に私の若い頃の話なので、現在は少し変わっているかもしれないが、英国の社会の変化は、それほど…

ヒトらしさと数理1

人間の脳には、初歩的な数学ソフトの一部がプレインストールされているようである。自然数の数理である。自然数とは1、2、3・・・と数えるときに用いる「数」であるが、これは数学的には、ある定義によって与えられる。この定義を見ると、数学に無縁の人…

ヒトらしさと数理2

「人らしさと数理1」から続く 何をもってヒトと見做すか 実際に、知性の発展段階から「人類」を定義するのは、なかなか微妙な話のようである。人類学者は、かつてヒトとサルを区別する基準として、道具を使用していたかどうかを重視していた。サルかヒトか…

自己紹介と登場人物

この歳になって、はじめてブログを試みます。どのくらい続くかはわかりませんが、在職中の体験など、大学の外の人々に伝えてみたいと思いました。 老人の繰り言にならないように・・・理屈っぽくならないように・・・心がけるつもりですが、生来の気質に加え…

夕日の情景

一日のうちでどの時間帯が最も好きか、と問われると、早朝と答える人が多いのではないだろうか。私も最近は早起きして、朝のすがすがしさを味わうことが多くなった。しかし私は昔から、夕刻近くの、まだ明るさが残るひと時が、最も好きである。人々が仕事を…