浦島太郎の随想

物理屋の妄想タイム

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2021-01-01から1年間の記事一覧

諺を良く考えよう18

「我が身をつねって人の痛さを知れ」 タロー: 痛い!! 何するんだ!? オトメ: あなたの代わりに つねってあげたの。

諺を良く考えよう 17

「門前の小僧 習わぬ経を読む」 オトメ: これ、どういう話なの? タロー: うん・・・例えば・・・ 教育には環境が大切、というような教訓だね オトメ: 凄い!ちゃんと 意味を解って読めるのね! タロー: あ、 いや ・・・ それは・・・ 違うだろうな オ…

ペラペラ喋るとトラブルを招く?(後編)

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ペラペラ喋るとトラブルを招く?(前編)

,"data":{}},{"key":"2m2oo","text":" ","type":"unstyled","depth":0,"inlineStyleRanges":,"entityRanges":,"data":{}},{"key":"ek5k1","text":"かなり昔になりますが、国際化の掛け声が大きくなり始めた頃、「日本人はどのようにして英語の会話能力を高め…

コロナ禍は人間のみに非ず

オトメの嘆き オトメの腕にムヒを塗るタロー。 彼女はとりわけ、彼らに好かれる。 オトメ: ちょっと数分、外に出ただけなのに・・・ あっという間に、こんなにたくさん・・・ タロー: よっぽど美味しい血なんだな・・・ 凄い!ここなんか、5か所もまとま…

戦後教育の変遷7ー入学試験

第5回の記事で、「日本の学校教育の中に結果平等主義が持ち込まれた」と書いたが、戦後の学校教育には、これと決して相容れないものが、すでに早い時期に生まれていた。受験競争である。 平等主義と入学試験 入学試験の合否に結果の平等は無い。手をつない…

奇跡のリレー 5

(前回から続く) 帰国 その後、私は日本に職を得て突然帰国することになった。その慌しさのため執筆はさらに遅れ、結局その2編を書き上げたのはオーストラリア人の訪問から約半年後のことである。出発の直前になっていた。 母国に常勤の職を得たことをY教授…

奇跡のリレー 4

前回から続く 綱を渡り切って・・・ しかし、無理やり始めてみると、書きながらの作業は悪くなかった。 途中で誰かに読まれても良いように、客観性を意識して書いていたため、考えが良く整理される。日頃の研究の進め方が、いかに緻密さを欠いていたかに気付…

奇跡のリレー 3

前回の記事から続く 保管していたメモから 実はこの計算メモは、私にとって特に重要なものではなかった。失くしていたことさえ、気が付かなかった程である。少し気になることがあったので、確かめるために行った計算であり、私はこのようなメモは、自分が納…

奇跡のリレー 2

前回から続く 街の中で紛失した所有者不明の計算用紙が、わずか2時間のうちに自宅まで届けられたのである。私の仕事が、この社会でこれほど大切に扱われているとは、思いもよらぬことであった。この事件は、それまで英国の社会のあり方、とくに教育について…

奇跡のリレー 1

届けられたメモ 「ハロー、ドクター・ウラシマ !」と帽子をとり、にこやかに挨拶した制服姿の初老紳士が、私の勤める大学で時々顔を合わせる主警ガードマンであったことを思い出すまで、しばらく時間がかかった。 金曜日の夕方、いつもより早めに帰宅してい…

ビールこぼれ話3

英国滞在記のカテゴリーで「ビールこぼれ話」のシリーズを書いた。このとき、ビールの話は終わりにすると書いたが、英国滞在記とは別にもう一つ。 オーストラリアのビールとY嬢 以前、オーストラリアのスコーンを貶してしまったので、ここでは彼等のビールを…

宣伝文句

ポップアップ広告 「ピンぼけは後から治せる!」 残念ながら、認知症の新薬ではありませんでした・・・

老人の会話3

最近よく耳にする言葉 タロー: wVaccine !! オトメ: おじーさん ・・・ そんな大声出さなくても ・・・ ちゃんと、聞こえますよ ・・・

戦後教育の変遷6 ー 和をもって貴しとなす国の民主教育(後編)

前回の記事の続きで、「差を可視化させない」という戦後の平等教育を、もう少し考えてみたい。 制服論争 私の出身高校は、生徒の管理については、極めて控えめであった。例えば、すでに制服は形骸化していた。校則としては制服着用が義務付けられていたが、…

戦後教育の変遷5 ー 和をもって貴しとなす国の民主教育(中編)

前回の記事から続く 平等主義の台頭 「和を以って貴しとなす」を実践することは、人々が不公平感を抱いていれば難しい。平等と感じられる社会であってこそ、「和」は達成目標と成り得る。 前回の記事で書いたように、戦後の民主教育は伝統的な和の精神との融…

戦後教育の変遷4 ー 和をもって貴しとなす国の民主教育(前編)

前回の記事から続く 最近のある番組で、コリアン・レポートの辺真一氏は、「北朝鮮は戦前日本の落とし子である」と述べておられた。 実際、私は北朝鮮の映像を目にすると、いつも小学生時代の運動会の光景を思い出す。辺氏の言葉通り、戦前の日本の学校教育…

戦後教育の変遷3 - その後も続く教養教育

前回の記事から続く 今でも続く大学の教養教育 GHQが大学の数を増やしたのは、文教予算の比率をできるだけ増やし、軍事費に回す余裕を与えないことが目的だったとも言われている。 ただ公平に見て、様々な憶測が囁かれる中で、GHQの政策には一定の理念もあっ…

戦後教育の変遷2 - 占領政策と教養教育

前回の記事から続く 敗戦後のGHQの占領政策により、日本の教育は根底から変えられた。 私が小学校に入学したのは、それからおよそ10年後である。 墨塗りの教科書から 戦後の新課程は、民主教育の掛け声のもとに、過去を清算する再出発として国民に歓迎され…

戦後教育の変遷1 - 大いなる遺産

計算の途中で、あまり使う機会のない数学の公式を、利用しなければならない状況になった。通常の数学書には載っていない公式だが、私はなぜか、これが必要な場面に時々遭遇する。地味な問題ばかりやっているからなのか・・・ たぶん、これで正しい・・・と思…

ブログ再開のお知らせ

事情により長いことブログの執筆から遠ざかっていましたが、アクセス解析をみて、かなりの方々が、この間ずっと、古い記事を読んで下さっていたことを知りました。読者の皆様に感謝いたします。以前のペースには遠くなると思いますが、これからまた少しずつ…

諺を良く考えよう 16

諺を良く考えよう 16 「50歩100歩」 オトメ: 似てるようでいても、実は大きな差があるのよね・・・ タロー: ・・・昔からそういう解釈だったの?

老人の会話2

オトメ: おじーさん、出かけるときには必ずマスクしてくださいな タロー: おお、そうじゃったな マスクは・・・ オトメ: アベノマスクなら、テーブルの上に置いておきましたよ タロー: おおそうか、ではこれを着けて・・・準備完了じゃ。 オトメ: おや…

老人の会話1

朝食後に・・・ オトメ: おじーさん、お薬がまだのようですね。 タロー: そうなんじゃ、ばーさんや。今日は朝起きてすぐ飲んだからのう。 オトメ: そんなことだろうと思って、お水を用意しておきましたよ。 毎日忘れずに飲むんですよ、お水をこぼさないよ…