浦島太郎の随想

物理屋の妄想タイム

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2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2018年8月31日

ひと口笑い話: ミニ言語学27 英語 日本語 through (1) 擦る (2)「スルッ」 (3)「ツルッ」 注: 摩擦を考慮するか否かで、解釈が変わります 発音的には(3)が最も近い 寒いのは納涼のため・・・

2018年8月27日

・ ひと口笑い話: 諺をよく考えよう10 「無理が通れば道理引っ込む」 ⇒ 「道理を通せば無理は引っ込む 」 対偶は常に正しい。人々の勇気を! 笑い話のはずでしたが・・・ 最近は似たようなことばかり書いていたので、つい・・・

言葉の重要性6-現代国語と高校生(後編)

前編から続く カラオケに行くと、マイクを持ったら離さない、という人がいるそうだ。 私はカラオケには行かないので、直接は知らないが・・・ 演壇でマイクを持ったら離さない、という人種なら、大勢知っている。男子校であった私の高校は、そのような連中が…

言葉の重要性5-現代国語と高校生(前編)

このシリーズは「言葉の重要性4」の続きであるが、その間、ひとしきり英国の国語教育について話し、また「日の昇る国への羨望と失望」で、英国人が日本の国語教育に対して抱いている感情について紹介した。 ここで日本の国語教育について、少し考えて見たい…

2018年8月19日

・ ひと口笑い話: ミニ言語学26 英語 中国語・日本語 twin 対 注: ・・・かもしれない

日の昇る国への羨望と失望

これは「英国人の読解力と国語教育4」からの続きである 。 ある古い映画の再放送を、白黒で観た。喜劇役者として有名な俳優が主人公になり、ヒロインの女性を守りながら、海賊船の中で逃げ回る。片腕がフックの義手になっている船長を縛り上げ、彼に似せた…

英国人の読解力と国語教育4

前回から続く ・・・コンピュータのマニュアルを読むのは気が重く、私は完成目前の研究を、しばらく中断させていた。いつまでもレポートに取り掛からない学生の心境に近かったと言える・・・ 快適なマニュアル そうこうしているうちに、夏休みに入り、Y教授…

英国人の読解力と国語教育3

前回までは言葉から情報を受け取る場合の話をしてきたが、情報を発信する場合の話を少し書こう。 日本の憂鬱なマニュアル 私は、研究でコンピュータを使わなければならないことがある。しかし正直なところ、若い頃は、出来ればこれを避けたいと思っていた。 …

2018年8月8日

・ ひと口笑い話: ミニ言語学25 英語 日本語 wife 賄婦 注: 「まかないふ」ではなく、音読みです。 なお、女性蔑視の意図は全くありませんので、ご了解ください・・・

英国人の読解力と国語教育2

前回より続く 語学研修の体験は、笑い話として済ますわけには行かなかった。私と家族は、この社会の一員として、生きて行かなければならない。このとき、私は英国に永住する覚悟であった。こんな行き違いが頻繁に起こっては、大変に危険である。 真相を確か…

英国人の読解力と国語教育1

「言葉の重要性4」から続く 上の記事において、言葉は感情を伝える手段ではなく、情報を伝える手段である、と書いた。 もちろん、これは学問の世界の話で、言葉には両方の役割がある。そして、感情と情報の区別は必ずしも明確ではない。さらに言葉には、文…