浦島太郎の随想

物理屋の妄想タイム

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2019-01-01から1年間の記事一覧

ヒトと集団3 ー オトメの場合(後編1)

前編2から続く 前回は私達が住宅を手に入れた経緯の説明が長くなり、やや脱線してしまったが・・・ 話を元に戻そう。 転機 大学教官夫人の会において、オトメの影響は、最初の段階から少しずつ始まっていたと思われるが、後から考えると、私達の住宅の購入…

ヒトと集団3 ー オトメの場合(前編2)

前回から続く ・・・オトメはどちらの会とも友好的に交流を続けた。 住宅と優先順位 大学に赴任した当初、私達がオトメのピアノの置き場所に困り果てていたことは、別の記事に書いた。当初は借家を探していたが、ピアノを置ける貸家は全く見つからない。唯一…

2019年3月29日

ひと口笑い話: 直訳のページ 英語 訳 He's gone. 彼はゴーンだ。 注: 名は体を表す・・・

ヒトと集団3 ー オトメの場合(前編1)

集団の消滅過程については、第1回の記事に例を挙げ、また第2回の記事にも色々と理屈を並べたが・・・ もしかすると、オトメの超能力の一つに、集団を消滅させる力があるかもしれない、と思ったことがある。 以前の記事に書いたような、瞬殺能力ではないが…

2019年3月20日

ひと口笑い話: ミニ言語学33 英語 中国語 juice 汁 注: もしかしたら正しい

ヒトと集団2 ー 集団の発生理由

「人と集団1」から続く 大学紛争の時代に、活動家学生の集団が、世界的な規模で発生した理由は何であろうか? そもそも、集団が発生するメカニズムは、どのようなものであろうか? 幼稚園でもサルの社会でも、集団は自然発生するので、これは文化人類学のテ…

ヒトと集団1 ー 大学紛争の終焉

ノンポリ宣言 大学紛争の時代、政治的な議論に関心を持たない学生は、ノンポリと呼ばれていた。 私はノンポリである。 政治的イデオロギーより、個人の倫理観の方がずっと重要であると思っている。 したがって、政党政治を好きになれない。 それ以前に、徒党…

2019年2月19日

・ひと口笑い話: 5・5・7・5 川柳 ダスキンシリーズNo6 ダスキンが 去った後 汚さないわと 妻誓う 注: 数日ですが・・・

統計の虚実3

人は正確な統計データに基づいて、自分のとるべき行動を決める訳ではない。ビジネス等では利用できるデータが存在する場合もあるが、日常の行動では、そのような場合は少ない。 人々の判断の基準は、それぞれ経験の蓄積としての、個人の統計データである。多…

英国人の色彩感覚2

「 英国人の色彩感覚1」から続く いらかの波 白い漆喰の壁と、黒い瓦屋根が立ち並ぶ。 黒、白、黒、白、 ・・・ 果てしなく並ぶ。住宅地には色が無い。 帰国して最初に赴任地に到着した時は、夜であった。用意されていた官舎の集合住宅に泊まり、一夜明けて…

諺を良く考えよう  10

熱いのはどっちだ? タロー 「・・・ったく、ウチの学生は・・・ いくら一生懸命教えても・・・無駄になる・・・」 オトメ 「焼け石に水なのね」 タロー 「・・・?? なんか、言葉の使い方、違ってない?」 オトメ 「どうして? 焼石 = 学生さん 水をかけ…

統計の虚実2

「統計の虚実1」から続く 「統計」の話とは言えないが、やや関連する確率の話をしよう。 恐縮ながら、再び長男の話題である。 前回の記事から遡ること、およそ10年前であるが・・・ 長男至上主義と人口比 ある小説家が 週刊誌に、軽い娯楽記事を連載して…

統計の虚実1

第1子 vs 第3子 満面の笑みを浮かべ、オトメが勝ち誇ったように、私の目の前に新聞記事を広げた。 渡英する前の、まだ新婚といえる時代の話である。 記事は、当時よく話題になっていた「長男(長女)と次男(次女)の、どちらが優秀か」という問題について…

英国人の色彩感覚1

環境は人の色彩感覚を支配する。 天候や自然の風景は、当然ながら影響する。そして私の印象では、それ以外にも、生活スケールの違いが、色彩感覚に大きく影響する。建物の大きさや道路の広さ、部屋の広さ、それによる人間同士の距離の違いなどである。見る距…

2019年 元旦

あけまして、おめでとうございます 本年もよろしくお願い申し上げます 早速ですが・・・ ひと口笑い話: ミニ言語学32 英語 日本語 マム まんま 言語学者によると、「母親」と「食事」が m の音で 始まるのは、世界共通だそうです(母親=母乳=食事) 新…